2021年08月24日 クイズダミー ~医療従事者向け 理解度チェック~ 膠芽腫に関する質問(全10問)がランダムに出題されます。 以下のボタンから回答してください。 問1Glioblastomaをはじめとするびまん性星細胞系または乏突起膠細胞系腫瘍の遺伝子発現や変異に関して正しいものを2つ選んでください。 腫瘍治療電場療法の治療効果は、MGMTプロモーター領域のメチル化に相関することが示されている びまん性星細胞系または乏突起膠細胞系腫瘍でIDH1/2変異を認める場合、CDKN2A/Bの同型接合型欠失はWHO Grade4に相当する悪性所見とされる 脳幹部に存在しH3 K27M変異を認めているとしても、組織学的にGlioblastomaの所見を認めれば、Glioblastomaと診断する IDH1/2遺伝子変異を認めず組織学的にGlioblastomaと診断される場合、TERTプロモーター領域の変異を高率に認める 遺伝子発現プロファイル分類のProneural型において、MGMTプロモーター領域のメチル化は、Glioblastomaの治療効果の予測因子となる問2Glioblastomaに対する治療に関して正しいものを1つ選んでください。初発Glioblastomaに対する術中MRIを用いた可及的摘出は、前向き臨床試験で生存改善に有効性が示されている初発Glioblastomaに対する放射線治療として、分割照射に加えて定位照射を追加することの有用性が前向き臨床試験で示されている初発Glioblastomaに対する腫瘍治療電場療法は、手術摘出度に応じてその上乗せ効果が高いことが、前向き臨床試験で示されている初発Glioblastomaに対するアミノレブリン酸を用いた手術摘出は、前向き臨床試験で完全摘出の割合が増加することが示されている初発Glioblastomaに対するBCNU wafersの摘出腔への留置はTemozolomideを用いた放射線化学療法への上乗せ効果が前向き臨床試験で示されている問3Glioblastomaに対する治療に関して正しいものを1つ選んでください。初発Glioblastomaに対する腫瘍治療電場療法の有用性を確認した前向き臨床試験において、再発Glioblastomaに対する前向き臨床試験結果に基づき、初回再発の時点で使用中止が規定されていた初発Glioblastomaに対するTemozolomideを用いた維持化学療法は、投与を長期継続することの有効性が、前向き臨床試験で示されている再発Glioblastomaに対するNivolumabを用いた治療は、Bevacizumabを用いた治療と比較して、前向き臨床試験で良好な成績が示されている初発Glioblastomaに対するTemozolomideの投与量を増量する変法は、前向き臨床試験で有効性が示されている再発Glioblastomaに対するBevacizumabを併用した放射線再照射は、Bevacizumab単独療法と比較して無増悪生存期間の延長を認めた問4高齢者のGlioblastomaに対する治療について正しいものを2つ選んでください。 初発Glioblastomaに対する腫瘍治療電場療法の前向き臨床試験では、高齢者(65歳以上)ではその上乗せ効果が乏しいとされる 65歳以上の初発Glioblastoma 患者において、MRIでのGadolinium造影病変の全摘出は予後に寄与することがコホート研究で示されている 70歳以下の成人初発Glioblastoma患者を対象とした放射線治療及びTemozolomideによる治療に関する第Ⅲ相臨床試験の副次的解析においては、年齢によるTemozolomideの上乗せ効果の変化は認めなかった 高齢者の初発Glioblastoma患者に対する放射線治療では、寡分割照射が通常分割と比較して非劣勢であることが、前向き臨床試験で示されている 日常活動度が保たれている65歳以上の初発Glioblastoma 患者において、放射線治療にTemozolomideを加えることはMGMTプロモーター領域のメチル化に関わらず予後を有意に改善することが、前向き臨床試験で示されている問5WHO脳腫瘍分類におけるGlioblastomaの亜型に関して正しいものを2つ選んでください。 腫瘍治療電場療法の前向き臨床試験ではGlioblastomaの亜型は含まれていない GliosarcomaはBRAFV600Eの変異を多くに認める H3.3 G34R/V変異を伴う神経膠腫ではIDH1/2遺伝子の変異も存在する Giant cell glioblastomaはTP53の変異を多くに認める Epithelioid glioblastomaはGlioblastomaと比べて若年に多い問6分裂中の細胞が 腫瘍治療電場療法によって阻害される2つの物理的プロセスはどれでしょうか?正しいものを1つ選んでください。誘電泳動現象および双極子配列腫瘍細胞の静電容量および膜の透過性誘電泳動現象および膜の脱分極イオン化流体の誘電特性および電気泳動移動度問7腫瘍治療電場療法において膠芽腫細胞と周波数の関係について、正しい説明を1つ選んでください。膠芽腫細胞を阻害するには、できるだけ低周波数を用いる膠芽腫細胞を阻害するには、できるだけ高周波数を用いる膠芽腫細胞の阻害は電場の強度のみに依存し、周波数は関係ない膠芽腫細胞を阻害する適正周波数は200kHzである問8EF-14臨床試験最終解析において、腫瘍治療電場療法(以下、オプチューン®)とTMZ併用治療群の患者の方に1年から5年生存率で有意差が見られました。オプチューン®とTMZ併用治療群の5年生存率を1つ選んでください。オプチューン®+TMZ 8% vs. TMZ単独 3%(P=0.028)オプチューン®+TMZ 24% vs. TMZ単独 16%(P=0.021)オプチューン®+TMZ 13% vs. TMZ単独 5%(P=0.028)オプチューン®+TMZ 43% vs. TMZ単独 30%(P=0.001)問9EF-14治験において、腫瘍治療電場療法(以下、オプチューン®)機器に関連した安全情報として正しいものを全て選んでください。 最も一般的な有害事象は、医療機器装着部位の反応、頭痛、痙攣、鬱状態であった 最も一般的な有害事象は、血小板減少症、貧血、便秘、嘔吐、疲労だった TMZ単独治療と比較し、全身性の重篤な有害事象発生の有意な増加はなかった 最も一般的な有害事象は、医療機器装着部位の軽度から中等度の皮膚有害事象だった問10腫瘍治療電場療法(以下、オプチューン®)においてINEトランスデューサーアレイ下に発生した接触性皮膚炎を治療するために適切なものを全て選んでください。 抗菌薬軟膏 スルファジアジン銀 強力な局所コルチコステロイド 症状に応じて、専門医に照会する回答するボタンを押してください。 Time is Up!