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注意が必要な有害事象

初発膠芽腫の場合、腫瘍治療電場療法はテモゾロミドによる維持化学療法を開始するタイミングで始めますが、海外で実施された臨床試験では、腫瘍治療電場療法がテモゾロミドの副作用を増大する事実は確認されませんでした。化学療法は薬剤が血流を通して全身に行き渡るため、全身の正常細胞に影響を及ぼしかねません。しかし、腫瘍治療電場療法は腫瘍を標的とした局所療法ですので、一般的に脳や全身の正常細胞には影響を与えません。

監修:埼玉医科大学 名誉教授 松谷 雅生先生